キャラバンコーヒーの横浜工場は、無公害焙煎工場として昭和55年に創業しました。
伝統の品質を守り続ける横浜工場のこだわりをご紹介します。

コーヒーへのこだわり

焙煎(ロースト)

焙煎技師の熟練の技が光る “焙煎”

コーヒー焙煎機は、焙煎方式に応じて「直火式」・「半熱風式」・「熱風式」の3種に分けられます。もちろん、キャラバンコーヒー横浜工場にも3種類の焙煎機があります。製品の特徴や、求める仕上がりによって焙煎の方式・時間・回数・温度はすべて異なるため、それぞれ相応しい焙煎機で焙煎します。

一般的に、長く煎るほど豆の色は濃く、苦みは強くなるなど、焙煎時間によって豆の色・味に違いが出ます。また、外気の温度にも左右され、コンピュータ制御で同じ時間と温度で焙煎しても夏と冬では焙き具合が微妙に変わってきます。焙煎する豆の量によっても異なってくるため、どんなに機械制御されていても最後は人の目、熟練の焙煎技師による焙き色の確認・調整が欠かせません。焙煎機のふたについている小さなスコップ状のもの(さし)から豆を一部抜き取り、焙煎技師が直接確認しています。


最適な焙煎度合いを豆の状態ごとに判断

製品に合わせた焙煎度合いの調整も重要です。 例えば、シングルオリジンなら生産地や農園の気候、土壌によって育まれた独自の風味特性を十分に引き出すよう配慮し、ブレンドなら味の安定性、バランスを一定に保つよう特に留意して焙煎度合いが決められます。また、原料の状態は常に一定とは限らないので、端境期は焙煎に一番神経を使います。一方、同じ配合で焙煎度合いだけを変え、製品のバリエーションを増やすことも可能です。

焙き上がったコーヒー豆は、素早く撹拌しながら冷却します。これは熱による香りの飛散を防ぐためです。またコーヒー豆からは炭酸ガスが発生しますが、パッケージングの際に「ワンウェイバルブ」を装着し、外気を遮断しつつガスを放出させ、コーヒー豆の酸化を防ぎます。


  • 生豆の入荷・クリーニング